対人である介護の仕事をしている人にとって、人間関係を構築することは非常に重要だ。しかし、人間関係の構築が得意な人もいる一方で、苦手な人もいるだろう。そんな人のために人間関係構築のコツを2つ紹介する。

1つ目のコツは、人間関係を構築することに積極的になることである。人間関係の構築を苦手とする人ほど、コミュニケーションを疎かにしてしまったり、悩んで行動にできないことがある。しかし、それでは人間関係構築のための力はつかない。最初は同じ介護職で人間関係をつくることが上手い人のスキルを知ったり、情報ツールを活用して知識をつけたりすることももちろん大切だ。しかし、その後必ず行動を起こすことが重要である。人にはそれぞれ良いところや、逆に改善すべきところがある。だから、そのような自分の特徴を活かした人間関係の構築ができるように積極的に行動していくべきだ。

2つ目のコツは、相手のことを知ろうとすることである。利用者や介護職の関係者と関わる時、ついつい自分の話ばかりしてしまったり、逆に何を話すべきかわからなくてだんまりになってしまったりすることはないだろうか。そんな時は、相手に興味を持ってみると良いだろう。相手がどのような人か、何を大切にしているのかなど、相手のことを知れば知るほど、関わり方に幅が広がるのだ。すると相手には、あなたが興味を持っていますということを伝えやすくなる。その結果として、関係性を続けていきたいと思ってもらえることや、逆に興味や好意を持ってもらえる可能性が高まるはずだ。